文法はあくまで手段で、目的ではありません。
何が言いたいかというと、皆さんには目標がありますね。
ビジネスで中国語を使う、HSKの試験に合格するなどなどです。
目標によっては文法が不必要な時もあります。
たとえば、HSK4級まででしたら、単語を全て覚えていれば、ほとんど文法を身につけなくても文脈の流れで正解にたどり着けます。
(我、牛肉、夜、食、飯店)⇐この単語だけでなんとなく、
「私は夜に飯屋で牛肉を食べた。」のような文脈が想像できるはずです。
私たちは日本で高度な義務教育を受けていますので、文章解読や構成の基礎力が実は他国よりもずっと高いです。
文法を必要以上にやるカラクリ
ではなぜ、語学学習では文法とやらされるのでしょうか?
答えは3つあります。
1,顧客満足度が高い(なんか勉強した気になるから)
2,従業員採用コストが低い(初心者講師でもそれなりの授業ができるから)
3,儲かるから(講座が継続しやすい)
では解説します。
まず結論から言いますと、文法は学習スクールからすれば「打ち出の小槌」です。やればやるほど儲かるからです。
その日はなんか勉強した気になるけど、学習効率が悪く、語学習得に時間がかかり、その分月謝がどんどん増えていきます。
また文法講座を受け始めると「合格に必要な文法一通り学びたい」と意識するようになり、講座をリピートしてくれるので語学スクールとしておいしいです。
教える講師もビギナーレベルで良いので、採用コストも低く抑えられます。
語学習得の一番の近道は
語学習得の一番の近道は単語を全て暗記して実践訓練(過去問)を行う
そして実践訓練の結果を分析して改善していくという一連のPDCAをこなすことです。
語学を深めるためには文法は必要不可欠ですが、検定試験対策に限り、
HSKで言えば5級合格まではそこまで文法を優先的に学習しなくても大丈夫です。
過去問を解いていたら自然に文法が身に付きます。
文法学習が必要な人
・高度な語学習得を求め留学したい人
・HSK5級の満点狙い、もしくは6級以上の合格
・英語圏の学習者
・勉強が苦手な人
ぱっと思いつくのはこれくらいです。
本当に文法は出来る限りやらないほうがいいです。
一旦始めると文法・用法のコレクター・収集家の沼にハマります。
(1か国の言語だけで何百何千と文法用法があります。)
当教室の文法授業
教材はもちろん用意しております。
しかも中国政府公認のクオリティー高い教材を無料で使用できます。
(中国では海外にいる子女のために政府が無料公開しています。)
試験の合格を最優先
文法は楽しく、単元を小分けすることで小さな達成感を積み重ね、達成感と充実感を容易に得られるのでついついやり続けてしまいます。
でもそれは試験に合格した後でも十分です。
まずは合格という目標のために、効率よく正しい努力をしていきましょう。