集客の世界では「1:5」の法則があり、新規顧客獲得の労力は既存顧客維持の5倍大変と言われています。(正確には費用などコストが5倍かかる)
語学ビジネスの世界でも、一旦関係が築けられたら、ずっと続けていきたいですね。
集客で新規顧客獲得のスキルを学んだら、次は既存顧客関係を良好な状態に保つスキルを学んでもらいます。
既存顧客改善の必要性
なぜ既存顧客関係改善をしていかなければならないのか、答えは2点あります。
1,継続してサービスを利用してもらう
2,複数のサービスや単価の高いサービスを利用してもらいやすくなる
では順番に解説していきます。
継続してサービスを利用してもらう
分かりやすいようここでもう一度顧客についてお話しします。
顧客=お客様=生徒さんや通訳を依頼してくれるクライアントさんですね。
もしあなたが語学教師として、生徒さんはHSK5を取って満足して教室を辞めてしまいました。
もちろん目標達成はおめでたいことですが、顧客である生徒さんにHSK5級を取ったあとの目標を示せずに1人の顧客を失いました。
顧客との関係を良好することは何も「和気あいあいと授業をするが大切ですよ」と言っているのではありません。
しっかりとその生徒さんの次なる目標にあなたのサービスを使ってもらうことが大切となります。
会社員なら商談などで使える「ビジネス中国語」へ移っても良いでしょう。
学生なら留学に興味ないか、HSKの口語試験や中検、TOEICとの抱き合わせ受験を提案しても良いでしょう。
女性であれば、料理教室やアジアン雑貨などに興味ないか、帰国子女であれば、通訳など更に難易度の高い世界があることを見せてあげてもいいでしょう。
その生徒さんがHSKの試験に合格した先に何を目標としているのか(無ければ一緒に考えてあげて)
その先の目標を達成するために、自分のサービスを使ってもらうように自己アピールし、信頼を得ることも顧客関係改善の大切な要素です。
複数のサービスや単価の高いサービスを利用してもらいやすくなる
生徒さん(顧客)のニーズを知ることで、新たに教えることが増えるはずです。
・発音矯正の授業
・ビジネス文章作成の授業
・社交や接待に特化した中国語の授業
・中国輸入や商売の中国語に特化した授業
などなど、生徒のニーズにマッチした講座が次から次へと思い浮かぶはずです。
1人の生徒が週1コマ授業を増やすだけで、授業料が2倍になるので、新しい生徒さんを募集する労力よりも既存の生徒さんに授業時間を増やしてもらう方が、先生・生徒双方にとって良いのです。
顧客継続のサポート
以上のように、既存のお客さんへのヒヤリングや提案できる授業(サービス)など一緒に考え、生徒さんやクライアントさんが継続してあなたのサービスを利用してくれるようサポートしていきます。